設置車種も多様化。
主要8社合計車両台数は、遂に10,000台を突破!
カーシェアの情報比較サイト「カーシェアリング比較360°」(http://www.carsharing360.com) が、カーシェアリング市場を独自に集計したデータ(主要8社)によると、2013年第三四半期(2013年7月~9月)のステーション数は2013第二四半期に比べ6.4%増加、ステーション車両台数は8.8%増加していることがわかった。
第二四半期の増加率(対第一四半期 ステーション数:9.5%増、同車両台数:11.9%増)に比べ、やや鈍化したものの、堅調に伸長を続けている。サービス提供会社間ではばらつきはあるものの、今後も引き続きインフラ拡大基調はつづくものと思われる。
前期同様に当該期間においても、ステーション数の伸び率よりも車両台数の伸び率が2.4%大きく、これは稼働率の高いステーションへの設置車両の増車によるものであり、1ステーション当たりの利用者数・利用頻度が着実に増えているともいえる。また上位陣はハイブリッド車、SUV、外車の導入など設置車種のバリエーション展開にも積極的であり、これまでコンパクトカーが定番だったカーシェアリングに選択肢の幅が広がってきている。
主要8社のステーション数、車両台数の推移は以下の通り。
1) サービス提供会社別 ステーション数推移(主要8社 2013.7~2013.9)
業界第1位「タイムズ カー プラス」はステーション数伸び率が7.0%と変わらずハイペースで推移している。
第2位「オリックスカーシェア」は24箇所の増加(伸び率2.0%)と第二四半期の4.3%より上昇率は低下。
第3位の「カレコ」は、73箇所の増加(伸び率13.6%)と第二四半期の7.6%より設置スピードを大きく上げた。「カレコ」は、今年3月に三井不動産グループの三井不動産リアルティ株式会社と資本・業務提携を締結。首都圏におけるステーション数の倍増を掲げており、首都圏で集中的にステーションを増設中である。
4位以降では、サービスを一時停止していた「エコロカ」が17箇所のステーションを閉鎖したことからDシェアがエコロカを追い抜き6位に浮上した。
(※「エコロカ」は、9/10よりサービスを再開している)
2) サービス提供会社別 車両台数推移(主要8社 2013.7~2013.9)
車両台数の推移については、ステーション数推移とほぼ同傾向。
「タイムズ カー プラス」は、車両台数6,000台を突破し、7,000台も目前と言った勢いで、業界第1位の座は盤石の状態。
第2位の「オリックスカーシェア」は52台の増加と、2,000台到達には届かなかったものの、こちらも堅実に増加中で、先日2014年3月末までに「ハイブリッド車の比率を20%以上」にすることを発表した。トヨタ「アクア」・「プリウス」とホンダ「フリード ハイブリッド」のハイブリッド車3車種で合計165台の導入を予定している。既に10月~11月にかけてトヨタ「アクア」を40箇所に一斉導入することが決定しており、利用者満足向上にも余念がない。
第3位の「カレコ」は「アウディ A3 Sportback」「フォルクスワーゲン ザ・ビートル」「メルセデス・ベンツ A180」といった輸入車や、「日産 エクストレイル」をはじめとするSUV配車の拡充など新たな展開をみせている。
Bグループでは、「アース・カー」が10.2%、「カリテコ」が15.7%と2桁台の伸びをみせており、会員のカーシェア稼働は順調のようだ。
3) 都道府県別 ステーション数推移(主要8社 2013.7~2013.9)
4) 都道府県別 車両台数推移(主要8社 2013.7~2013.9)
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※このデータは、「カーシェアリング比較360°」(株式会社ジェイティップス運営)が独自に収集したデータをもとに構成されています。
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